水虫は1度感染してから治療が遅れてしまうと足の爪や指、かかとまでにも広がってしまいます。水虫が悪化してしまうと非常に治療が面倒で時間がかかってしまうので、予防はもちろんですが症状などを知っておき、感染した場合に即座に治療に移れるようにしておくべきです。こちらでは水虫の症状や原因、治療薬についてなど様々な情報を皆さんに提供していきます。

角質増殖型水虫は移りやすい?

足にできる水虫には、大きく分けて4種類あります。
指の間が白くふやけたり皮が剥けるタイプ、足の裏に小さな水泡ができるタイプ、足の裏やかかとの角質が厚く硬くなってガザガザになったりひび割れができるタイプ、そして爪水虫です。

このうち、足の裏やかかとの角質が厚く硬くなったりガザガザになってひび割れるタイプを、角質増殖型水虫と呼んでいます。
角質増殖型水虫は、移りやすいという特徴があります。

それは、水虫だとは思っていなかった、ということが大きな一因です。
典型的なタイプではないし、かゆみがないので、水虫だと思わず対策を何もとらずにいて家族に移った、というケースがしばしばあります。

お風呂の足ふきマットなどから移ることが多いです。
剥がれ落ちた角質が足ふきマットに付着していて、同じ足ふきマットを使うと感染する可能性があります。

また、水虫ができているのだから乾燥させようと、素足でフローリングの床や畳の上を歩くと、剥がれ落ちた皮膚がフローリングの床や畳に付着して、家族に移すことになります。
家族が一緒に使うリビングの床などはスリッパを履くなどして、素足では歩かないようにしましょう。

足ふきマットは、こまめに洗濯して良く乾かすことが大切です。
フローリングの床や畳は、掃除機をかけたり拭き掃除をして、剥がれ落ちた角質層が付着していないようにしましょう。

スリッパやベランダのサンダルなども家族と共有にしないで、洗えるものはマメに洗うようにしてください。

白癬菌は、足に付着してからおよそ24時間で角質層にまで入り込みます。
感染を予防するには、1日1回、足をきれいに洗うことが重要です。
その際はゴシゴシとこすらずに、やさしくなでるように洗ってください。
ナイロンタオルや軽石などでこすったり、やすりで角質層を削ったりするのは禁物です。
足に傷がついてしまいます。
傷がある場所には12時間ほどで角質層に入り込むので、傷をつけないようにしましょう。

足に残った水分は、よく拭き取って足を早く乾燥させるようにしましょう。
足をふき取ったタオルも家族と共有はNGです。
自分専用として、1回ごとに洗いましょう。

角質増殖型水虫はかかとに発生しやすい!

角質増殖型水虫は、足のかかとに発生することが多いです。
そのため、かかとの乾燥や老化現象だと思って、やすりやナイロンタオルなどでこする人もいますが、かかとに傷がついて余計に白癬菌が奥深くまで入り込むことになって症状を悪化させてしまいます。

かかとが厚く硬くなってガサガサになったり、ひび割れができるタイプの水虫もある、ということを知っておきましょう。
また、痒くないから水虫ではない、と思う人も多いのですが、実は水虫でかゆみの症状があるケースは意外と少なく、全体の1割ほどです。
かゆくない水虫の方が多いということも知っておいてください。

水虫だと早くわかって治療をきちんとすることが、家族に移さないことに繋がります。
巷ではいろいろな民間療法的な治療法がありますが、一番大事なことは白癬菌をやっつけることです。
かゆみなどの症状だけ治まっても、白癬菌が生き残っていたのでは家族に移りやすいです。

白癬菌をしっかりとやっつけるためには、抗真菌薬を使ってしっかりと治療しましょう。
多くの人は、症状が治まったら薬を塗るのを止めてしまいますが、このような治療法だと再発する可能性が高いです。

古い角質層が新しいきれいな角質層に代わるまでにはおよそ1ヶ月かかります。
症状が落ち着いても3ヶ月くらいは薬を塗り続けるのが、皮膚科医が推奨するスタンダードな治療法です。
もう白癬菌がいないことを皮膚科医に確認してもらって、皮膚科医の指示に従って治療を続けましょう。

また、薬を塗る範囲も、目で見てわかる部分だけではなく、足全体に塗ることもポイントになります。
目には見えなくても白癬菌が潜んでいる可能性があるので、指先からかかとまで、むらなく薬を塗るようにしてください。
その際もゴシゴシと刷り込む必要はありません。
皮膚を傷つけないように、伸ばすようにして皮膚に載せていく感じでOKです。